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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻10号

1976年10月発行

文献概要

臨床報告

旁十二指腸ヘルニアの2例—本邦報告例の検討

著者: 里見昭1 畑尾正彦1 徳永剛1 呉屋朝幸1 濃沼信夫1 高橋勝三1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院外科

ページ範囲:P.1367 - P.1371

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はじめに
 内ヘルニアは,比較的稀な疾患である.本症の部位別の頻度は,本邦および欧米における集計によると,旁十二指腸ヘルニアが過半数を占めている.Treitzが,旁十二指腸窩(十二指腸空腸窩)の病理解剖学的関係を詳細に研究し,1857年に報告して以後,また本邦では,三宅教授1)が1902年に第1例を報告して以来,旁十二指腸ヘルニアについて,多くの報告がなされている.われわれも最近2例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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