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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻11号

1976年11月発行

臨床報告

先天性虫垂憩室—先天性多発性虫垂憩室の1例(本邦初例)と文献的考察

著者: 幕内博康1 伊藤隆雄2 須藤政彦1 青木春夫3 茂木正寿3

所属機関: 1済生会神奈川県病院外科 2現:有馬温泉病院外科 3現:名古屋保健衛生大学医学部外科

ページ範囲:P.1495 - P.1499

文献概要

はじめに
 虫垂憩室は憩室壁が粘膜,筋層,漿膜の全層からなる先天性(真性)虫垂憩室と,筋層を欠く後天性(仮性)虫垂憩室とに分けられるが,ともに稀なものであり,本邦では現在までに後天性虫垂憩室の8例が報告されているのみで先天性虫垂憩室の報告は未だみられない.
 われわれは最近,先天性多発性虫垂憩室の1例を経験し,本邦初例と考えられるので,多少の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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