文献詳細
臨床報告
新生児壊死性腸炎の1治験例
著者: 矢野洋1 岸田登治1 安井健三1 池沢輝男1 加藤量平1 城下尚2
所属機関: 1桐生厚生総合病院外科 2群馬大学付属病院中央検査室病理
ページ範囲:P.1511 - P.1514
文献概要
壊死性腸炎は,新生児に発生する壊死性,出血性,易穿孔性の腸炎で,その高い死亡率と共に,特に未熟児における原因不明の消化管穿孔として近年注目を浴びている疾患である.最近著者らも,生後4日の女児の消化管穿孔症を開腹し,本疾患であることを診断し,治癒し得たので報告する.
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