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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻2号

1976年02月発行

文献概要

特集 手術と肝障害

術後肝障害とその防止対策—輸血後肝炎の遷延例と重症例ならびにHalothane Hepatitisの実態について

著者: 市田文弘1 佐々木博1 井上恭一1 大貫啓三1 小嶋允夫1

所属機関: 1新潟大学医学部第3内科

ページ範囲:P.174 - P.179

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はじめに
 術後肝障害の原因としてはいろいろのものがあげられ,術中あるいは術前後のショック,低血圧,低酸素血症等循環不全に起因あるもの,使用薬剤による肝障害,さらに合併する敗血症による2次的な肝障害もあり,また一方輸血後肝炎の発生は現在なお術後肝障害の中でもつとも高い頻度を占め,多くの問題をかかえている.
 ここでは筆者らが輸血後肝炎の実態を遷延例,重症例を中心に検討した結果をのべるとともにHalothane hepatitisの実態についてもふれる1)2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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