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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻2号

1976年02月発行

臨床報告

Subclavian Steal Syndromeの1治験例

著者: 工藤堯史1 鈴木宗平1 百川健1 斎藤重周1 関野英二1

所属機関: 1弘前大学医学部第1外科

ページ範囲:P.229 - P.233

文献概要

はじめに
 Subclavian Steal Syndromeは,鎖骨下動脈ないし腕頭動脈の一部に,椎骨動脈分岐部より中枢で狭窄または閉塞を生じた際,椎骨動脈に血液の逆流現象を生じ,そのため,上肢の乏血性症状とともに脳循環不全による脳神経症状をきたす症候群をいう,欧米にはすでに多数の報告例があるが,本邦ではまだ少ない。われわれは最近,動脈硬化症による同症の手術例を経験したのでここに報告し,文献的考察を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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