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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻3号

1976年03月発行

文献概要

特集 急性腹症のX線像

腹部単純X線像の撮り方

著者: 立川勲1 青山大三2

所属機関: 1杏林大学外科 2杏林大学放射線科

ページ範囲:P.276 - P.279

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はじめに
 急性腹症の厳密な定義についてはいまなお固定していないように思われる.一般には,腹部の疼痛を主に考えるむきが多いが,疼痛はきわめて軽いが,中等量以上の出血を思わせる不良な全身状態のものをこれに入れて考える方がより常識的であろう.ここではなるべく広い意味で考えることにする.
 X線撮影器の種類と場所 救急指定病院では手術室のすぐ隣りにX線撮影室があり,また手術室の中にあらゆる方向で撮影できる天井よりぶらさがつた管球とカセットホールダーがほしい.X線撮影器は理想はジャイロスコープであるが,これはどこの病院でもすえつけられるというわけにはいかない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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