文献詳細
特集 急性腹症のX線像
文献概要
はじめに
急性腹症の厳密な定義についてはいまなお固定していないように思われる.一般には,腹部の疼痛を主に考えるむきが多いが,疼痛はきわめて軽いが,中等量以上の出血を思わせる不良な全身状態のものをこれに入れて考える方がより常識的であろう.ここではなるべく広い意味で考えることにする.
X線撮影器の種類と場所 救急指定病院では手術室のすぐ隣りにX線撮影室があり,また手術室の中にあらゆる方向で撮影できる天井よりぶらさがつた管球とカセットホールダーがほしい.X線撮影器は理想はジャイロスコープであるが,これはどこの病院でもすえつけられるというわけにはいかない.
急性腹症の厳密な定義についてはいまなお固定していないように思われる.一般には,腹部の疼痛を主に考えるむきが多いが,疼痛はきわめて軽いが,中等量以上の出血を思わせる不良な全身状態のものをこれに入れて考える方がより常識的であろう.ここではなるべく広い意味で考えることにする.
X線撮影器の種類と場所 救急指定病院では手術室のすぐ隣りにX線撮影室があり,また手術室の中にあらゆる方向で撮影できる天井よりぶらさがつた管球とカセットホールダーがほしい.X線撮影器は理想はジャイロスコープであるが,これはどこの病院でもすえつけられるというわけにはいかない.
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