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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻3号

1976年03月発行

文献概要

特集 急性腹症のX線像

イレウス

著者: 代田明郎1 三樹勝1 大川共一1 恩田昌彦1 吉岡正智1 森山雄吉1 田中宜威1 笹島耕二1 藤平威夫1

所属機関: 1日本医科大学第1外科

ページ範囲:P.294 - P.303

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 腹部X線所見は急性腹症の診断にさいして欠くことのできないものの1つであり,とくにイレウスの診断上もつとも重要なものの1つである.
 もとよりイレウスにおいては,悪心,嘔吐頻発のため,造影剤の経口投与による検査ができないので,原則として腹部単純撮影によることはいうまでもなく,症状のやや緩慢な場合,あるいは回盲部腸重積症,大腸のイレウスなどと判断される場合には,腹部単純撮影について少量の造影剤を経口投与したり,あるいはまた造影剤を注腸して検査が行なわれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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