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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻3号

1976年03月発行

文献概要

臨床研究

胃上部(噴門部)癌のリンパ節転移—幽門上下,脾門リンパ節転移について

著者: 佐々木廸郎1 市川健寛1 菅優1 志智重之1 宇根良衛1 米川元樹1 荻田征美1 番場敏行1 下田晶久2

所属機関: 1国立札幌病院・北海道がんセンター外科 2旭川医大病理

ページ範囲:P.377 - P.380

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はじめに
 噴門部は胃の一部であり,食道癌取扱い規約24)によると食道に噴門部はない.ただし,食道噴門接合部(これが噴門であると考えるが)の癌に関する記載法の規定はみられるし,噴門部cardia of the stomachはC(胃癌取扱い規約にしたがえば胃上部に相当する)とするという註釈は記されている.
 一方,胃癌取扱い規約23)では,食道噴門接際部から約20mm範囲の胃の部分を噴門部と称することに規定するという註釈があり,噴門(部)を胃上部Cと混同しないよう注意してほしいと説明がついている.しかし何故に20mmに決めたかの説明はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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