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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻4号

1976年04月発行

文献概要

臨床報告

外傷性肝内仮性動脈瘤の1例

著者: 蓮見昭武1 植田正昭1 青木克憲1

所属機関: 1慶応義塾大学伊勢慶応病院外科

ページ範囲:P.543 - P.547

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はじめに
 肝外傷の頻度は年々増加しつつあるが,ひとくちに肝外傷といつてもその病像はさまざまで,損傷形態からは開放性損傷と非開放性損傷とに分けられ,また臨床経過からは急性型,亜急性型,慢性型とに分けられる.われわれは最近,受傷後7日目に施行した選択的血管造影にて,肝内仮性動脈瘤形成と被膜下血腫の合併所見を呈し,受傷後12日目に遷延性破裂を来したため,肝切除を施行して救命し得た亜急性非開放性肝外傷の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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