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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻5号

1976年05月発行

手術の周辺

消化管吻合における縫合材料の検討—PGAとCatgutとの比較を中心に

著者: 八板朗1 杉町圭蔵1 嶺博之1 奥平恭之1 中村輝久1 井口潔1

所属機関: 1九州大学医学部第2外科

ページ範囲:P.629 - P.633

文献概要

はじめに
 近年,消化管吻合法については再検討されているが,縫合材料についての研究は比較的少ないようである.今回,新らしい吸収性縫合糸PGA(polyglycolic acidsuture)の登場を機会に,われわれの日常よく使用している絹糸,ナイロンといつた非吸収性縫合糸と吸収性縫合糸としてのplain catgut,chromic catgutとこのPGAの計5種類について,(1)組織内埋没抗張力の経時的変化,(2)胃液および胆汁中での抗張力の経時的変化,および(3)消化管吻合時の組織反応,などについて実験的検討を加え,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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