icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻5号

1976年05月発行

文献概要

臨床研究

食道静脈瘤に対する経腹的食道粘膜離断術の手術適応

著者: 平島毅1 原輝彦1 川村功1 中村宏1 竹内英世1 武藤護彦1 坂本昭雄1 桜庭庸悦1 坪井秀一1 佐藤博1

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科

ページ範囲:P.635 - P.639

文献購入ページに移動
はじめに
 食道静脈瘤に対する外科的治療法は,本邦においては選択的減圧手術1,2)と直達手術3,4)が行なわれており,とくに最近は後者の報告が多くなつている.そのうちでも食道離断術が広く行なわれつつある傾向である.
 教室では1972年よりWalker5)のmucosal transec—tionに若干の改良工夫を加えた経腹的食道粘膜離断術6,7)を積極的に行なつており,好成績を得ている.今回は本術式とほかに行なつた噴門切除術8)及び経腹的食道離断術の3者の1年未満死亡例を指標として諸検査成績を検討し本術式を中心とした直達手術の手術適応を考察したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?