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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻5号

1976年05月発行

文献概要

臨床研究

胃十二指腸潰瘍に対する再手術の問題点

著者: 渡部洋三1 宮上寛之1 加藤弘一1 奥村泰之1 塩野潔1 清水浩1 城所仂1

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器外科

ページ範囲:P.641 - P.644

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はじめに
 今日,胃十二指腸潰瘍に対する外科的療法はひろく行なわれており,最近の麻酔,輸液,抗生剤,手術手技,術前術後管理等の進歩により,その手術死亡率は極めて低率となつてきた.しかし,胃十二指腸潰瘍の手術後にはいろいろな障害を伴うことがあり,未だ再手術を余儀なくされる場合も少なくない.
 今回,教室において1961年より1973年までの過去13年間に手術施行した胃十二指腸潰瘍症例1,207例中,再手術を余儀なく施行された症例は34例で,このうち最も問題となる縫合不全,術後出血および吻合部潰瘍に焦点をしぼつて,その問題点を検討してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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