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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻5号

1976年05月発行

文献概要

臨床報告

Dubin-Johnson症候群を併存した胆石症の1手術例

著者: 柳郁夫12 井出裕雄12

所属機関: 1日本医科大学第1外科 2私学共済下谷病院外科

ページ範囲:P.657 - P.660

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はじめに
 1954年,Dubin & Johnson1),Spring & Nelson2)により報告されたDubin-Johnson症候群(以下D-J症候群と略す)は体質性過ビリルビン血症の代表的疾患で,近年,わが国でもその報告例が増加しているが,黄疸,上腹部不定愁訴等を有し,胆嚢造影陰性または不良であることから,内科的疾患であるにかかわらず,かつては閉塞性黄疸と誤られ開腹されることがあつた3)
 われわれは今回,急性胆嚢炎症状で来院したD-J症候群の患者に胆石を併存した症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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