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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻5号

1976年05月発行

文献概要

臨床報告

仙骨前に発生したParagangliomaの1手術経験

著者: 福嶋博愛1 磯本浩晴1 山内胖1

所属機関: 1久留米大学医学部第1外科

ページ範囲:P.687 - P.691

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はじめに
 直腸と仙骨の間に発生する腫瘍は,1885年Middel-dorpfの報告を最初とし1),retrorectal tumorまたはpresacral tumorと総称され,その部位的特性からみて様々の組織型の腫瘍が発生する.
 しかしながら同部位での原発性腫瘍の発生頻度は極めて少なく,Whittakerは4万人の入院患者中1人の割に見られるにすぎないと報告している2).本邦においてもその報告は少なく,特にpresacral tumorとしてのParagangliomaの報告はまだ見られない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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