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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻6号

1976年06月発行

文献概要

臨床報告

外傷後肺内血腫と思われる1例

著者: 生駒夏彦1 伊藤基2 宮原豊明1 越川卓2 室谷民夫2 国島和夫1

所属機関: 1名古屋大学第2外科 2尾西市民病院

ページ範囲:P.805 - P.808

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はじめに
 古くは戦争による爆発損傷,今日では急増する交通事故による外傷のうち6〜8%に胸部外傷が認められる.外傷後肺内血腫は胸部外傷後数日してレ線上肺内に限局性円型陰影を呈する疾患であり,比較的稀なものとされている.また肺癌など他の円型陰影を呈する疾患との鑑別診断に際しその存在を知る必要があると思われる.われわれは近年その1例を経験したので,文献的考察と共に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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