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臨床報告
外傷を機に発症したBochdalekヘルニアの1例
著者: 小島誠一1 菅野久義1 太田潤1 芳賀隆1
所属機関: 1国立仙台病院外科
ページ範囲:P.819 - P.821
文献購入ページに移動近年小児外科学の進歩に伴つて,先天性横隔膜ヘルニアは緊急手術の対象として重要な疾患の1つとなつてきた.なかでも胸腹裂孔ヘルニア(pleuroperitoneal her-nia)はBochdalekヘルニアとも呼ばれ,他の先天性横隔膜ヘルニアに比して発生頻度が高いため,外傷性横隔膜ヘルニアと共に一般外科医にとつても重要な疾患の1つとなつている.
最近当科において,外傷を機に発症した先天性胸腹裂孔ヘルニアの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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