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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻7号

1976年07月発行

臨床報告

非定型的破裂性腹部大動脈瘤の1例

著者: 森下靖雄1 平明1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2外科

ページ範囲:P.945 - P.948

文献概要

はじめに
 一般の腹部大動脈瘤手術は画一的に行なわれ成績もよいが,一旦破裂をおこせば事情は全く異なる.すなわちCooleyら2)の21%,Mannickら8)の32%,DeBakeyら5)の34%の手術死亡率は卓越したもので50〜80%にのぼる報告もある1,3,6,7,9).1973年の本邦集計では44%の手術死亡率が示されている11).破裂の様式,手術までの時間,手術手技等成績を左右する重要な因子が介在する.
 不幸にして失つたが,特異な形態,破裂様式,および経過を示した1例を最近経験したので報告し,若干の考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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