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文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻8号

1976年08月発行

臨床報告

膵石症を伴った多発性総胆管嚢胞に対する膵頭十二指腸切除施行例について

著者: 成末允勇1 岡島邦雄1 戸谷拓二1 曽我部興一1 渡辺泰宏1 日覚俊輔2

所属機関: 1岡山大学医学部第1外科 2倉敷第1病院内科

ページ範囲:P.1081 - P.1085

文献概要

はじめに
 先天性胆道拡張症(いわゆる総胆管嚢胞)は肝外胆道のみでなく,肝内胆管の拡張を合併することもあることから,われわれはこれらを5型に分類し,その治療法についても再三発表してきた1-3).本稿は,最近経験した多発性総胆管嚢胞(拡張症)に膵頭部膵石を伴つた稀有な症例を経験し,嚢胞膵部の炎症が高度であつたため,その根治的な目的から膵頭十二指腸切除を施行し,満足すべき効果がえられたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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