文献詳細
特集 進行胃癌の化学療法
文献概要
はじめに
近年,診断法の進歩によつて,早期胃癌の発見頻度の上昇とともに,外科的切除による胃癌の治癒率が飛躍的に向上したが,手術不能癌あるいは再発癌の状態でわれわれを訪れるものは依然として多く,従つてわが国においては化学療法の重要な対象疾患となつている.
いわゆるsurgical adjuvant chemotherapyについては,他の著者によつて述べられる予定であるので,ここでは著者らの専門とする内科的立場から,手術不能および再発胃癌に対する化学療法を,最近の動向を中心に,著者らの成績48-51,57,58,76)を加えながら論じたい.
近年,診断法の進歩によつて,早期胃癌の発見頻度の上昇とともに,外科的切除による胃癌の治癒率が飛躍的に向上したが,手術不能癌あるいは再発癌の状態でわれわれを訪れるものは依然として多く,従つてわが国においては化学療法の重要な対象疾患となつている.
いわゆるsurgical adjuvant chemotherapyについては,他の著者によつて述べられる予定であるので,ここでは著者らの専門とする内科的立場から,手術不能および再発胃癌に対する化学療法を,最近の動向を中心に,著者らの成績48-51,57,58,76)を加えながら論じたい.
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