icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科31巻9号

1976年09月発行

臨床研究

Aortoiliac occlusive diseaseの外科治療

著者: 数井暉久1 浅井康文1 田中信行1 樫野隆二1 小松作蔵1 和田寿郎1

所属機関: 1札幌医科大学第2外科

ページ範囲:P.1201 - P.1205

文献概要

はじめに
 腹部大動脈分岐部領域の閉塞性動脈疾患(Aortoiliacocclusive disease)は欧米に比較すると本邦においては著しくその発生頻度が少ないとされていたが,近年生活様式の欧米化,平均寿命の延長などに伴い動脈硬化症に起因するこれら本症が漸次増加する傾向にあり,また血管外科の著しい進歩に伴い積極的に血行再建術が行なわれるようになつてきた.しかしながら,本症は一般に高齢者に多く,また動脈硬化性病変が冠動脈および脳動脈等に波及していることが多いことからも,その外科的治療の選択には十分慎重でなければならない,今回われわれは急性および慢性のaortoiliac occlusive diseaseに対しての血行再建術についてその成績および問題点について検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら