文献詳細
臨床報告
指趾に著明な壊死をきたしたRaynaud症候群
著者: 岡田昭紀1 松本興治1 福田甚三1 富田良照1 宮本亮一1 村瀬恭一1 広瀬光男1 稲田潔1
所属機関: 1岐阜大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1241 - P.1246
文献概要
1969年1月より1975年6月までに教室で経験したRaynaud病,およびRaynaud症候群は51例(男11例,女40例,平均年齢33.8歳)であるが,うち5例では指趾に著明な壊死性変化がみられた.一般にRayn-aud病はもちろん,二次的Raynaud症候群でも指趾に著明な壊死をみることは比較的少ない.これらについて膠原病との関連を中心に若干の検討を加え報告する.
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