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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻10号

1977年10月発行

特集 肺癌—新しい診療のポイント

早期肺癌の診断—X線・内視鏡的立場から

著者: 難波煌治1 塩谷寿美恵1 山内俊忠1 鈴木明2 西脇裕3

所属機関: 1東海大学医学部第2内科 2国立がんセンター 3国立療養所松戸病院

ページ範囲:P.1219 - P.1226

文献概要

はじめに
 近年増加の一途をたどる肺癌も,われわれが実際に外来で診る限り進行癌の症例がほとんどである.このような進行癌の症例も外来受診以前から何らかの症状が持続していたというような場合は少なく,むしろ何らかの理由により胸部X線写真を撮り,異常影を発見されるというような場合が少なくない.
 このような患者にいかに早く肺癌との診断をつけ,早期に治療を開始するかという問題の解決策の一つは肺癌の健康診断を徹底させることであろう.もう一つの方法は何らかの理由で病院を訪れる肺癌患者を見落さないことである.そのためには肺癌の病態を十分に理解した上で,少しでも肺癌を疑う場合には直ちに精査をするということが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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