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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻10号

1977年10月発行

臨床報告

同時多種ホルモン産生を伴ったZollinger-Ellison症候群の1治験例と本邦の報告例の検討

著者: 高見博1 阿部令彦1 中川自夫1 田代征夫2 山近勝美3 阿部薫4 亀谷徹4 安達勇4

所属機関: 1慶応大学医学部外科 2慶応大学医学部病理 3医療法人山近病院 4国立がんセンター研究所

ページ範囲:P.1321 - P.1327

文献概要

はじめに
 近年のgastrinのradioimmunoassay法の普及とともに本症の確実な報告例も増加しているが,腫瘍中のgastrin値の測定および螢光抗体法によりgastrin含有細胞を証明し,かつホルモン分泌動態をを検索した症例は極めて少ない.われわれはZollinger-Ellison症候群(以下ZES)を疑い,初回の手術でgastrin値が正常化し,腫瘍の免疫組織化学および同時多種ホルモン産生の有無について検討したZESの1治験例を報告するとともに本邦の報告例を中心に診断基準,手術術式と予後につき検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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