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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻11号

1977年11月発行

特集 Biopsyの再検討

術中迅速標本と手術—膵・胆道

著者: 中山和道1 内藤寿則2

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科 2久留米大学医学部第1病理

ページ範囲:P.1389 - P.1396

文献概要

はじめに
 内視鏡的膵胆管造影法,経皮的経肝性胆道造影法,選択的血管造影法などの検査法の進歩,普及,さらに十二指腸ファイバーによる膵aspirationbiopsy1),超音波画像ガイドによる経皮的膵生検2)などの開発により膵,胆道系の診断技術は大いに向上した.しかし膵,胆道系癌の早期診断となると極めて困難で,長期生存可能な早期症例の発見には,積極的な開腹診断,術中迅速標本による診断にたよらざるをえない.
 また膵,胆道系の根治手術時における癌遺残の有無の問題にも術中迅速標本による診断は不可欠で,最近特に注目されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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