文献詳細
臨床研究
胆道感染症におけるエンドトキシン血症—臨床成績を中心に
著者: 嶋田紘1 新明紘一郎1 佐藤一美1 鬼頭文彦1 阿部哲夫1 石黒直樹1 福島恒男1 小林衛1 土屋周二1
所属機関: 1横浜市立大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1445 - P.1450
文献概要
1964年,Levin1)がカブトガニ(limulus)の血球溶解液(lysate)を用い,血中エンドトキシンの検出に成功して以来,このlimulus test(L. T.)は臨床にも応用されるようになつた.われわれも過去4年来このL. T. により血中Etox陽性例62例を経験した.とくに胆管結石症や閉塞性黄疸に伴う胆道感染症では高頻度に陽性例がみられた.以下自験例を中心に胆道感染症におけるエンドトキシン血症につき臨床的検討を行なつてみた.
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