icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻11号

1977年11月発行

臨床報告

三重複癌(子宮・乳・直腸癌)の1手術治験例

著者: 古川俊隆1 谷治郎1 本田善九郎1 鈴木征夫1 馬渕基樹2

所属機関: 1丸山病院外科 2聖マリアンナ医科大学第2病理

ページ範囲:P.1457 - P.1461

文献概要

はじめに
 多発性原発性悪性腫瘍に関しては1889年Billroth1)が最初に定義を記載,以後Warren & Gates2)により修正定義された.初期では殆ど剖検例であつたが,近年は診断学の進歩による早期発見に伴い,年々重複癌に遭遇する機会が多く,もはや稀な疾患ではなくなつてきている.しかし三重複癌の症例は未だ少なく,しかも臨床的に3癌とも診断,治療された例は極めて稀である.最近われわれはその1手術治験例を経験したので若干の文献的考察を含めて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら