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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻12号

1977年12月発行

Spot

電気メスはなぜ切れるか—筆者らの考え方

著者: 相馬智1 小野美貴子1

所属機関: 1杏林大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1573 - P.1576

文献概要

はじめに
 "電気メスが何故切れるのか?"という質問に対して,愚問だと一笑に付してしまう人とそうでない人と2通りあるだろう.
 1928年Bovieが高周波による最初の電気メスを発明して以来,世界中の外科医は当然のこととして使用している.しかし電気メスが凝固能と切開能を有する現象ははつきりしていながら,凝固能はともかく,切開に対する理論的裏付けの確固たるものはない.経内視鏡的に電気メスを使用するにあたり筆者らは疑義をもち,この命題に挑戦することとなつた.問題提起として御追試・御批判をいただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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