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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻2号

1977年02月発行

文献概要

臨床報告

経肛門的に切除しえた直腸villous adenomaの1例

著者: 山本恒義1 村上哲之1 菊地惇1 小笠原雅通1 華表克次1 小澤正則1 佐々木睦男1 伊藤素之1 今充1

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科

ページ範囲:P.257 - P.261

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はじめに
 大腸のvillous adenomaはその高率な悪性変化と粘液の異常大量分泌による体液喪失(特に低カリウム血症)を特徴とし,欧米において多数例の詳細なる検討がなされている.一方わが国では本症は稀な疾患とされ,その報告例もすくない.
 われわれは下痢を主訴とした直腸のvillous adenomaを経験したので若干の文献的考察をおこない,特に治療方針に検討を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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