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臨床報告
内視鏡的拡張術による術後食道空腸吻合部狭窄の2治験例
著者: 田村仁信1 長田功1 尾形正方1 金杉和男1 萩原優1 山田洋介1 得平卓彦1 渡辺弘1 草刈幸次1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第1外科
ページ範囲:P.411 - P.413
文献購入ページに移動消化管手術後の吻合部狭窄は外科医にとつて最も難渋する術後合併症の1つであり,その治療も簡単ではない.特に胃全摘後の食道空腸吻合部狭窄に対する治療としては,従来ブジーによる拡張術や種々の再手術等が行なわれてきた.
このたびわれわれは内視鏡をもちいて,直視下に狭窄部に自家製バルーンを安全確実に挿入する方法を考案し,2例の胃全摘後の食道空腸吻合部狭窄の拡張に予期した以上の結果をえたので報告する.
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