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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻7号

1977年07月発行

文献概要

特集 甲状腺機能亢進症—外科医の役割

甲状腺機能亢進症治療法の選択と規準—抗甲状腺剤による治療法の適応と限界

著者: 橘敏也1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.835 - P.841

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はじめに
 1882年,Reverdinによつて,初めてヒト甲状腺腫の手術が行なわれ甲状腺疾患における外科手術療法の道が拓かれた.
 Basedow病の治療においては,長い間この外科療法が主な治療法であつたが,1942年になつて,131Iによる放射線療法が可能となり,同じ頃薬物療法も試みられるようになり,ことに1943年にはMckenzie, Astwoodらによりチオ尿素系の薬物が導入され,次々と安全な抗甲状腺薬が誘導されて薬物療法は飛躍的に進歩した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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