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誌上シンポジウム
腹部手術における術前・術後の抗生物質をどうするか
著者: 品川長夫1 横山隆2 中村輝久3 元木良一4 石引久弥5
所属機関: 1名古屋市大・第1外科 2広島大・第1外科 3九大・第2外科 4福島医大・第1外科 5慶大・外科
ページ範囲:P.854 - P.871
文献購入ページに移動症例1 67歳,男子,57kg
9ヵ月前,胃癌(S1N1P0H0,R2,B-I再建)手術をうけ経過良好であつた.1週間前より食欲不振,便秘や悪心出現,経過観察し絞扼性イレウスと診断し,開腹したところ,回腸末端約50cmにわたる小腸壊死を伴う絞扼性イレウスであつた.小腸はほぼ全長にわたり拡張,肥厚,発赤あり,膿苔多量に附着,壊死腸管切除,腸内容除去を行なつた後,端々吻合を行なつた.
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