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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻7号

1977年07月発行

文献概要

臨床研究

虫垂炎を契機とした頻回開腹術例の臨床的検討

著者: 中尾実1 鎌迫陽1 長石泰一郎1 尾崎行男1 井上雅勝1 来海秀和1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.897 - P.902

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はじめに
 虫垂炎の診断のもとに施行された初回の開腹術を契機として生じた種々の合併症や腹部愁訴に対し,しばしば多数回の開腹術が行なわれることが多い中で,polysur—geryへ進展する症例がある.このpolysurgeryは,腹部外科領域においては最も取扱い困難な開腹術後後遺症の1つである.
 今回,われわれは虫垂炎手術を契機とした頻回開腹術例およびpolysurgery症例を分析検討したので,その成績を報告するとともに,若干の文献的考察を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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