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臨床報告
内視鏡下に摘出した直腸脂肪腫の1例—本邦報告例の検討及び文献的考察
著者: 大山廉平1 東泉東一1 安藤幸史1 落合正宏1 加勢田静1 笠原正男2
所属機関: 1静岡赤十字病院外科 2名古屋保健衛生大学医学部病理
ページ範囲:P.907 - P.911
文献購入ページに移動消化管脂肪腫は,欧米において1844年Huss1)により,初めて報告されて以来,Pemberton & McCormack(1937)2)と報告がつづき,最近では,D'Javid(1960)3)274例,C. W. Mayo(1963)4)119例の大腸脂肪腫の症例が集計報告されている.
本邦における消化管脂肪腫は,1909年熊谷5)の報告にはじまり,1968年山際6)の統計では73例である.
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