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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻7号

1977年07月発行

文献概要

臨床報告

腹部大動脈高位閉塞症の臨床

著者: 岡本好史1 山中浩太郎1 田苗英治1 渡辺裕1 松田光彦1

所属機関: 1大津赤十字病院

ページ範囲:P.913 - P.917

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はじめに
 腹部大動脈分岐部のatherosclerosisと血栓症による閉塞は,その特異な臨床症状より,Leriche症候群と呼ばれている1).欧米では多数例が報告されているが,本邦では比較的報告が少ない.
 閉塞は,初めは分岐部付近に限局してみられるが,緩慢な経過をたどつて次第に上方に波及し,まれには腎動脈分岐部にも及ぶことがあり,high aortic occlusionあるいはhigh Leriche syndromeと称される重篤な腎機能不全にいたる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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