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特集 上部消化管大量出血
上部消化管大量出血の手術をめぐる問題点—胃癌
著者: 西満正1 加治佐隆1 野村秀洋1 川路高衛1
所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科
ページ範囲:P.999 - P.1004
文献購入ページに移動上部消化管の出血には何の前ぶれもなく突如としておこる吐血,下血などの顕性出血から,貧血に気付き糞便の潜血反応で証明される潜在性出血まで,種々な程度のものがある.
大量出血は吐血や下血によつて発見される緊急事態の1つである.この種の出血は患者に非常な不安を与え,多くの場合出血性ショックを伴い,適切迅速な救急処置が要求される.
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