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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻8号

1977年08月発行

臨床研究

Vater乳頭部癌と他臓器重複癌—自験3例と本邦報告例の検討

著者: 成末允勇1 岡島邦雄1 藤井康宏1 曽我部興一1 荒木京二郎1 石川純1

所属機関: 1岡山大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1041 - P.1047

文献概要

はじめに
 近年,Vater乳頭部癌は,低緊張性十二指腸造影,経皮的胆道造影,十二指腸内視鏡およびこれによる膵胆管造影,さらには直視下生検などによりかなり診断が容易になり,比較的早期の段階で根治手術がなされるものが増え,その手術成績も次第に向上してきている.しかしながら,稀ではあるが,十二指腸乳頭部以外の臓器にも癌の重複がみられることがあり,その治療にあたつて留意すべきことと思われる.われわれは最近14年間に乳頭部癌26例中3例に他臓器重複癌を経験したので,本邦の文献集計とあわせて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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