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文献詳細

雑誌文献

臨床外科32巻9号

1977年09月発行

臨床研究

Blind Loop Syndrome症例の検討

著者: 谷田理1 金山博友1 飯塚保夫1 前田廸郎1 西村興亜1 古賀成昌1

所属機関: 1烏取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1157 - P.1162

文献概要

はじめに
 開腹術後の障害の1つとして,腸管の側々吻合,端側吻合に基づく吻合病blind loop syndromeがある.本症について,ここ数年とくに欧米において,その病態生理の解明がなされつつある.これにつれて,原因となるような腸吻合形式が次第に行なわれなくなつて,古典的疾患となつたかの観があるが,なお今日でも,手技上の問題やそのほかの理由で側々吻合,端側吻合が行なわれることがある.
 そこで私どもは,1948年以来1976年8月までの27年間に,教室で経験した吻合病症例12例を中心に,本症について検討したので,その結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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