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講座 皮膚縫合の基本・1【新連載】
器具,縫合材料について
著者: 大塚寿1
所属機関: 1北里大学医学部形成外科
ページ範囲:P.94 - P.98
文献購入ページに移動 形成外科に興味をもつ方々は多くなつたが,その技術については「煩雑すぎる」,「時間がかかりすぎる」などの理由のために,まだまだ第一線医療に応用される機会が少ない.しかし初期治療においてわれわれの技術が発揮されれば「なるべく傷跡は目立たなくあつてほしい」,「出来るだけ残された機能がよく再建されてほしい」という目的はかなり達せられる.
創傷治癒の面からも「出来るだけ良い条件を作り出す」ことを目標にしているわれわれの技術,知識は各科に共通するものを十分にもっている.しかしすべての外科(系)医の方々に細かい手術を常に望むのは現実離れしている.そこで一般の外科医の方々にも実行可能であろうと思われる範囲内のことを,かなり割り切つて具体的事項を盛り込んで述べてみたい.
創傷治癒の面からも「出来るだけ良い条件を作り出す」ことを目標にしているわれわれの技術,知識は各科に共通するものを十分にもっている.しかしすべての外科(系)医の方々に細かい手術を常に望むのは現実離れしている.そこで一般の外科医の方々にも実行可能であろうと思われる範囲内のことを,かなり割り切つて具体的事項を盛り込んで述べてみたい.
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