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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻11号

1978年11月発行

特集 検査と合併症—おこさないためには、おこしてしまったら

内視鏡による偶発症—下部消化管

著者: 安富正幸1 福原毅1 北廣美1

所属機関: 1近畿大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1527 - P.1532

文献概要

はじめに
 下部消化管の内視鏡検査は,古くから用いられている硬性直腸鏡と大腸ファイバースコープによる検査とに大別される.今日では直腸から盲腸,さらには終末回腸までの内視鏡検査が広く行なわれるようになり,さらに診断と治療を兼ねた内視鏡的ポリペクトミーさえ行なわれるようになつてきた.このように下部消化管の内視鎧検査の範囲が広くなつた反面,検査に要する時間は長くなり,患者に与える苦痛も大きく,また種々の合併症も報告されるようになつてきた.大腸ファイバースコピーが広く行なわれる今日,これらの検査によつて起こるかもしれない合併症の予防と対策についてもう一度ふり返つてみる必要がある.
 今回は著者らの経験に若干の文献的な考察を加え,下部消化管の内視鏡検査の合併症の予防および処置の実際について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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