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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻11号

1978年11月発行

特集 検査と合併症—おこさないためには、おこしてしまったら

経皮経肝的胆道造影—合併症の予防と対策

著者: 永川宅和1 宮崎逸夫1

所属機関: 1金沢大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1543 - P.1549

文献概要

はじめに
 肝,胆道,膵疾患の診断に経皮的胆道造影法(以下PTC)が優れた診断能をもつことは多くのものが認めるところであり,近年,X線テレビの導入,穿刺針の工夫,穿刺法の確立などによつて,その安全性と確実性が著しく向上し,拡張のない胆管の造影にも高率に成功するようになつて,その適応が一段と拡大され,次第に一般的なものとなつてきている1-4)
 しかし,適応の拡大にともなつて,予期せぬ合併症が発生することは皆無とはいえず,本法が手術を前提としない検査法となつている現在,本法施行前後の管理はもちろん,施行中においても一層細心の注意と対策が必要であることは論をまたない1-6)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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