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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻11号

1978年11月発行

臨床研究

腹壁創哆開症例の検討

著者: 松本俊彦1 扇谷一郎1 小沢国雄1 杉谷通治1 渡部脩1 城所仂1

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器外科

ページ範囲:P.1615 - P.1620

文献概要

はじめに
 術後腹壁創多開は外科医にとつて最も厭な術後合併症のうちのひとつであるが,術後管理の進歩した現在でもなお重篤な合併症としての地位を譲つていない.その発生頻度は,0.5〜3%11,13,15,18)であり,死亡率は11〜45%に達している1,11,15).教室では2,613例の腹部大手術中18例,0.69%に腹壁創多開を合併し,うち9例が死亡した.胆道,膵疾患に高率に発生し,黄疸例が多いのが特徴的であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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