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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻12号

1978年12月発行

文献概要

特集 非定形的乳切の術式と適応

非定型的乳切の術式—私はこうしている—両胸筋保存

著者: 泉雄勝1

所属機関: 1群馬大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1649 - P.1652

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はじめに
 広義の非定型手術には,大・小両胸筋を温存して,乳房,腋窩の両組織を切除廓清するもの(Br+Ax),大胸筋を温存して,小胸筋を切除するもの(Br+Ax+Mn,Patey手術),小胸筋を温存して,大胸筋を切除するもの(Br+Ax+Mj)などが含まれるが,狭義のmodified radial mast—ectomyと呼ばれるものが,最初の両胸筋保存術式である.これら手術の評価に当つては,1)根治性(治癒への期待)を満足することとともに,2)術後の美容あるいは機能保持ということが根底にある.従つて,これらの手術の乳癌の手術としての可否や,いかに行なわるべきかということよりも,いかなる症例に行なわるべきかということが最大の論点となろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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