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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻12号

1978年12月発行

文献概要

特集 非定形的乳切の術式と適応

非定型的乳切の術式—適応をこう考える—定型的乳切再検討の立場から

著者: 渡辺弘1 金杉和男1 山本浩2 七沢武2

所属機関: 1聖マリアンナ医大第1外科 2国立がんセンター外科

ページ範囲:P.1667 - P.1671

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はじめに
 乳癌の治療法としては,手術療法,放射線療法,内分泌療法,化学療法が主として行なわれ,最近では免疫療法も考慮されるようになつてきたが,その効果の確実性においては外科的手術療法が最も優れている.
 手術方法については,1894年,HalstedおよびMeyerにより確立された定型的乳房切断術が多くの外科医により,今日までほとんど不変のまま,実施されてきた.最近では胸骨旁リンパ節廓清を伴う拡大根治手術が提唱されるようになつたが,また一方では逆に胸筋非切除乳房切断術などの非定型的乳房切断術など手術の縮小化に賛意を表わす研究者も多くなり,現在なお乳癌の手術療法(術式)は流動的状態にあるといえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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