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特集 非定形的乳切の術式と適応
非定型的乳切の術式—適応をこう考える—術後遠隔成績の立場から
著者: 榎本耕治1 浅越辰男1 須田厚1 竹下利夫1 池田正1 石川広記1 阿部令彦1 原科孝雄2 藤野豊美2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2慶応義塾大学医学部形成外科
ページ範囲:P.1683 - P.1690
文献購入ページに移動早期乳癌に非定型的乳房切断術を行ない,定型的乳房切断術に匹敵する成績があげ得ることがわかると,非定型的乳房切断術の適応をどこまで拡げ得るかという問題が生じる,ここにいう非定型的乳房切断術とはAuchinclossやMadden等の提唱する大・小両胸筋を温存するModified Radi—cal Mastectomyと小胸筋のみを切除し,大胸筋を温存するConservative Radical Mastectomyをさすのである.英国の一派では後者をstandard化しており,非定型的乳房切断術とすることに多少抵抗もあるが,著者は,大胸筋を温存して腋窩廓清を伴う乳房切断術と解釈し,その術後遠隔成績に基づいて,非定型的乳房切断術の適応と問題点を検討した.
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