icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻12号

1978年12月発行

文献概要

特集 非定形的乳切の術式と適応

非定型的乳切の術式—適応をこう考える—術後遠隔成績の立場から

著者: 榎本耕治1 浅越辰男1 須田厚1 竹下利夫1 池田正1 石川広記1 阿部令彦1 原科孝雄2 藤野豊美2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2慶応義塾大学医学部形成外科

ページ範囲:P.1683 - P.1690

文献購入ページに移動
はじめに
 早期乳癌に非定型的乳房切断術を行ない,定型的乳房切断術に匹敵する成績があげ得ることがわかると,非定型的乳房切断術の適応をどこまで拡げ得るかという問題が生じる,ここにいう非定型的乳房切断術とはAuchinclossやMadden等の提唱する大・小両胸筋を温存するModified Radi—cal Mastectomyと小胸筋のみを切除し,大胸筋を温存するConservative Radical Mastectomyをさすのである.英国の一派では後者をstandard化しており,非定型的乳房切断術とすることに多少抵抗もあるが,著者は,大胸筋を温存して腋窩廓清を伴う乳房切断術と解釈し,その術後遠隔成績に基づいて,非定型的乳房切断術の適応と問題点を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら