icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻3号

1978年03月発行

文献概要

講座 皮膚縫合の基本・3

皮膚縫合の基本手技

著者: 波利井清紀1

所属機関: 1東京大学医学部形成外科

ページ範囲:P.418 - P.427

文献購入ページに移動
 皮膚縫合は,最も基本的な外科手技の一つにもかかわらず,日常の外科手技においてはとかく軽視されがちな手技であろう.
 しかし,最近では外科手術後の創痕の治療を望む患者が増加し,形成外科医を訪れるようになつている.創痕の良否には種々の因子がからんでくるので,単純にこれらの症例の縫合技術を批判するものではないが,最初の手術の際,より慎重に皮膚縫合が行なわれていれば,後日,創痕が問題にならなかつた場合も少なくない,今や皮膚縫合にも細心の注意が払われねばならない時代となつたことを痛感するのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?