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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻3号

1978年03月発行

臨床報告

Fecal impactionに起因したObstructive colitisの1例

著者: 金児千秋1 冨田隆1 日高直昭1 北村紘彦1 鈴木聰1

所属機関: 1国立津病院外科

ページ範囲:P.445 - P.448

文献概要

はじめに
 大腸の閉塞部の口側に生ずる非特異性潰瘍ないし壊死の存在が最近注目され,obstructive colitisないしnecrotizing colitisと呼ばれている.これは大腸癌による狭窄ないし部分的閉塞がある場合に多いが,これとは別に便栓塞やヒルシュスプルング病など非癌性疾患による通過障害によつても,その口側の腸管にこのようなcohtisが発生することがある.
 私たちはバリウムイレウスによるS状結腸のfecalimpactionによって発生した上行結腸のmassive gan—grenの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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