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外科医の工夫
Bird MK−8 Respiratorの改造による間歇的補助呼吸(Intermittent Assisted Ventilation)の試み
著者: 木村壮介1 浅原廣澄2 古田昭一3
所属機関: 1自治医科大学胸部外科 2三井記念病院麻酔科 3三井記念病院循環器外科
ページ範囲:P.533 - P.539
文献購入ページに移動外科的技術や,術前術後管理の進歩による手術適応の拡大は,症例の高齢化,重症化,また他疾患を基礎に持つ症例の増加となつて近年特に目立つている.この様な傾向の中で呼吸管理はすでに欠く事のできない重要な要素となつており,respiratorの使用もますます多くなつているが,長期呼吸管理例と同時に,major surgery後の呼吸器合併症を予防する意味で行なうover-night程度の呼吸補助症例が非常に増加しているという印象を受ける.しかしながら一方では,respiratorによる呼吸補助はそれ自体非生理的であり,一度時期を失うと長期化してrespiratorによる合併症を招くことはよく言われている1-6).
間歇的補助呼吸(Intermittent Assisted Venitlat—ion,またIntermittent Demand Ventilation以下IAV.)はこの様な状況の中で,術後の呼吸補助あるいはweaningのための,より生理的な呼吸補助手段として考えられて来たと言える7-10).
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