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講座 皮膚縫合の基本・5
Atraumatic Operation
著者: 大塚寿1
所属機関: 1北里大学医学部形成外科
ページ範囲:P.742 - P.748
文献購入ページに移動 図1はガラスによる左示指の外傷で,受傷後3週半で紹介された症例である.いわゆるno man's land(Zone 2)内の浅・深指屈筋腱断裂であり,数年前までは良好な機能回復が困難とされていた(この場合は指神経断裂も伴つていた).
手術用ルーペを使用し,針つきナイロン糸を用いて,(浅指屈筋腱の除去後)深指屈筋腱の直接縫合がなされ,同時に2本の指神経吻合も行なわれた.術後1年を経ているが正常な機能回復がえられている.手の外科はやや専門的な領域であり,外科医の方々にとつて直接参考にならない手術であろうが.atraumatic operationの基本を理解するには都合がよい.
手術用ルーペを使用し,針つきナイロン糸を用いて,(浅指屈筋腱の除去後)深指屈筋腱の直接縫合がなされ,同時に2本の指神経吻合も行なわれた.術後1年を経ているが正常な機能回復がえられている.手の外科はやや専門的な領域であり,外科医の方々にとつて直接参考にならない手術であろうが.atraumatic operationの基本を理解するには都合がよい.
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