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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻6号

1978年06月発行

特集 T-tubeと胆道鏡

ネラトンカテーテルの留置—私はT-tubeを使用しない

著者: 久次武晴12

所属機関: 1九州大学医学部第1外科 2現佐賀医科大学外科

ページ範囲:P.841 - P.847

文献概要

はじめに
 総胆管切開術(choledochotomy)と総胆管ドレナージは胆嚢摘出術とともに胆道手術の最も基本的な術式である.胆汁を体外に排除せしめる術式または処置として総胆管ドレナージのほかにも外胆嚢瘻造設術,開腹後に肝表面より刺入して肝内胆管に細管を挿入する肝内胆管ドレナージなどがありさらに最近では経皮経肝胆道ドレナージの処置が盛んに行なわれるようになつた.
 1,600例の九大第1外科での胆石症手術例を分析してみると総胆管ドレナージは総胆管・腸管吻合の一部例を除き総胆管切開例の殆んど全例に行なわれるので総胆管切開の適応を決定することがおのずから総胆管ドレナージの適応を決定することになる.ここではドレナージ術式にあたり使用するカテーテルを中心に検討を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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