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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻7号

1978年07月発行

臨床研究

術後高アミラーゼ血症の検討—アミラーゼ,アイソザイムの分析を中心として

著者: 高見博1 尾形佳郎1 須藤加代子2 菅野剛史2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2慶応義塾大学中検,臨床化学

ページ範囲:P.1021 - P.1025

文献概要

はじめに
 術後のamylase活性の一過性の上昇は従来より術後膵炎と考えられてきたが1),近年のamylase isoenzymeの分析の進歩に伴い,amylase活性の上昇は主に唾液腺由来のamylaseによるという事実が判明してきた2,3).しかし,その上昇機序についての検討は殆んどなされていないのが現状である.われわれは,術後,経時的にamylaseのisoenzyme分画の検索を行ない,amylaseに対する膵臓の神経性,体液性調節機構と,所謂術後膵炎の病態生理に関し,考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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